昭和14年(1939年)10月、宇佐海軍航空隊(宇佐空)は佐伯・大分に次いで県内3番目の海軍航空隊として開隊しました。宇佐海軍航空隊は基礎訓練を終えた搭乗員に実戦機を用いた訓練を目的の練習航空隊でしたが、当時は敗色が濃厚だった昭和20年代に宇佐海軍航空隊は神風特別攻撃隊の中継基地となり、このため特攻の訓練を受け、多くの若者が宇佐から南の空へ飛び立っていきました。
昭和20年(1945年)3月18日に宇佐で初めての空襲がありました。航空隊関係者だけでも320人以上が戦死しました。宇佐海軍航空隊は庁舎・格納庫などの施設は壊滅状態となりました。航空隊としての機能を失いました。
宇佐航空隊は同年5月5日に解隊し、西海海軍航空隊の宇佐基地として終戦を迎えました。
宇佐市では戦争資料を収集続け、本格的な平和ミュージアムの建設を目指しています。当館はそれに向けたスタートであり、戦争の悲しさと平和の尊さを学ぶ場として多くの皆様にご利用いただけるように開設いたしました。
これからも皆様のご協力賜りますようお願い申し上げます。